Spain-[6] 予言が当たる

スペイン1日目の朝はサグラダファミリア。イエスキリストの生誕、迫害、苦難、復活のストーリーを描いた外壁の彫刻。その印象とは対照的に、パステルカラーの光がさすステンドグラスの内装。いるだけで、自然と手を前で組み合わせたくなる。
"Let us begin this morning's service."  "Our Father, which art in heaven..." 
聞いたことあるフレーズが聞こえたような聞こえていないような。
私にとってバルセロナと言えば、何と言ってもバルセロナ五輪。ロス、ソウルに続き、相当盛り上がった。バレーで言うと、中垣内の全盛時代。サグラダファミリアやモンジュイックの丘をローラースケートで駆け巡る光GENJIが歌った「リーラの咲くころ〜バルセロナへ♪」というテーマソングがずっと頭から離れない。そんな憧れの場所にいままさに来ているという不思議。
不思議、なことは実際起きるもので、素晴らしい教会を見た後に入ったスターバックスコーヒーで、コーヒーを飲んでいただけなのにiPhoneがなくなった。その出来事を他人に説明するときは「まるで手品のようだった」と言うことにしている。こんな感じ。
席に着き、iPhoneピコピコ操作して「いまサグラダファミリア〜」とかなんとかメッセージを送ったりした。
コーヒーを飲んだ。
男がやってきて、私のテーブルにサブウェイ(サンドイッチ)のちらしを置き、スペイン語で何か話しかけてきた。
スペイン語がわからないので、とりあえず"No, thank you."と言ってみた。
男が去っていった。もちろんサブウェイの紙も持って。なんでサブウェイ???という疑問が残る。
コーヒーを飲みながら、しばらく友人Tと話す。…そう言えば、私のiPhoneどこいったっけ?

サブウェイの紙とともに消えたんだ…
気付いた瞬間、とるべき行動や心配かけるだろう色々な人の顔が頭に浮かんだけど、真っ先に出てきたのは上司の顔。「絶対に何か盗まれて帰ってくる」と私に忠告した予言者…。ちなみに、帰国して出社した時の第一声は「何盗まれた?」…おはようの挨拶よりも先。見抜かれてる〜!
ただでさえ暑いバルセロナ。暑い中、街の人に道を尋ねながら歩いて最寄りの警察署に行った。けっこう歩いて着いたわりには、さっと書類を書いただけで事情聴取もなく終了。ホテルに戻って関係者に連絡したり、iPhoneを使えないように設定したり...。海外旅行保険が利くとは言え、なんだかな〜って感じ。今回も友人Tに感謝。…してもしきれない。





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