手前味噌その後

今年2月に高木糀商店の「みそづくりの会」で仕込んだ味噌が完成しました!
蓋を開けたところ。塩蓋(ラップ+塩)の下には味噌が眠っています
わたしの味噌!まるで3年もののようですが、たった10か月もの。
いい艶
開けて、塩蓋をとって、中身を混ぜました。部屋中が味噌の香りに包まれ、自分が奈良漬になった気分。
塩蓋の塩の量はまぁまぁよかったのかな。重すぎると上部に水分が貯まり、軽すぎると下部に水分が貯まると聞いていたけど、だいたい均一。若干下部が水分が多い感じでした。
混ぜた味噌をよくよく見ると、みその中に、ごく小さい粒がたくさん・・・鯛の子みたいな!!
カビだったら怖いので、高木の主人に見てもらうことにしました。少量の味噌を容器に入れて、さっそく高木糀商店へ。
この粒の正体は・・・アミノ酸、つまり「うまみ成分」の結晶でした。
「うちの商品にも粒々が見えるでしょ」
と見せてくださったら、本当に入っている!今まで何度も買っていたのに気付かなかった。

「それよりも、同時期に仕込んだうちの味噌と比べて、発酵が進んでいますね。ほら色が違うでしょ」
ほんとやー。高木の味噌は、黄土色。私のはこげ茶!!3年物の味噌のような色をしている。
「こんなに発酵が進むんですね」と、多少驚かれている。確かに廊下とはいえ、マンションの部屋なので室温が高すぎたのかな?

でも、高木の主人が、私の味噌をお湯に溶かしてテイスティングし、「おいしいですよ」と言ってもらえた。やったー!お墨付き。ただ、これ以上発酵が進む、酸味も出てくるとのことで、全部容器に移し替えて、冷蔵庫に入れることに。これで麹菌は活動できなくなるのです。

「みそづくりの会」は来年の開催日も決定しているので、興味のある方はぜひひぜ!
→高木糀商店のサイト
あと、ここのかぶら寿司は酸味が少なくてめっちゃおいしいので、ぜひ食べてほしいです。 1月中くらいまでしかない季節限定です。今日は帰り際に、「わざわざ来てくれてありがとう」と、その端くれを持たせていただきました。味だけでなく、そういう人柄も最高!
それにしても、6kgもの味噌を作ったのだから、当分の間、高木糀商店の味噌を買う必要がなくなったわけで、お店としては儲けが減るだろうな(6kg作った時にお渡しした費用の方が安い)。それでも会をやるんだから、モノづくりにこだわって、いいものを他人に伝えようとする心が伝わってくる。こういうお店がずっと続いてほしいものです!

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