懐かしのPalmerston North

「パーマストンノース」
さっきバスに乗っている時に、隣の乗客の会話から聞こえてきたこのマイナーな地名。懐かしくなった!
大学1年生の夏休み、高校の友人を訪ねて1人でニュージーランドに行った。その友人が住んでいた町が「パーマストンノース」。
オークランド空港での国内線への乗り継ぎでは、どういう事情だったか覚えていないが(当時はそれが普通だったのか)、電光掲示板もないところで、ひらすらアナウンスに耳を傾けてゲート番号を聞き取った覚えがある。今では信じられない。
あと、国内線ターミナル行きのバスの運転手さんの質問「New Zealand or Ansett?」も分からなかった。これは「君が乗る航空会社はニュージーランド航空なのかアンセットオーストラリア航空なのか」という質問なのだけど、アンセットオーストラリアの存在を知らない私にとって、意味不明の質問だった。せめて「Air」って付けて言ってほしかった…。そんな状態でどうやってうまくパーマストンノースまでたどり着けたのかホント謎!
この時は、自分は将来日本語教師になる!と意気込んでいて、パーマストンノースの日本語教師の方に話をうかがったりした。2週間のNZ旅行から帰国し、新学期の日本語教育の授業では、石田敏子先生(日本語教育の重鎮)に促されこの経験を語ったのも覚えている。結局、その次の学期にはさっさと日本語教育から離れていくのだけど(迷いもなく…)、いまになって、その時の経験が自分の仕事や生活に役立っているように感じる。回り道しているようで、実はそんなでもないのかも。

当時の旅行記はもちろん紙。
最近は海外に行くことのハードルが下がっている気がする。世の中が便利になったのと、自分が大人になったのとで。

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